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急がば回れ [畑]

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二年ほど前だったでしょうか
地元、宇和間の先輩に
「百姓仕事で大事な事を教えてやろうか?」
と言われました。
もちろん、
「お願いします!」
即答です(笑)
そうして先輩が教えてくれた秘訣とは。

「のんびり、だらだらとやること」

正直、少々
「?」でした(笑)
しかし、しかし
実際に農家として何年か過ごしてみますと
中々に深い言葉と感じます。
若い人
体力、気力マンマンです。
農作業も運動のように
素早く、モリモリです。
もちろん、そういった気構えは大事です。
ですが、
観察しておりますと
(大)怪我をしますし
なんとなくやる気の継続性に欠ける気がします。
農業は
怪我、大げさに言うなら
その作業は死と隣合わせです。
草刈りという作業ひとつ取っても
エンジンで高速回転させた刃物が
身体のすぐ近くでブンブンうなっているわけです。
農道にはガードレールなどなく、
すぐ崖だったり、深い排水口があったりします。
ちょっとした油断や軽率な行為は

大怪我につながる環境なのです。

プロ野球等、
アスリートの世界で結果を残す人は
大怪我が少ない人が多いと思います。
そもそも
試合に出場できなかったなら
何一つ
結果を出すことは不可能なわけですから
当たり前といえば、当たり前です。
農業も全く一緒だと思います。
一番の損失
それは怪我です。
怪我をして、人間の動きが止まっても
作物の成長はそれに合わせて止まってはくれません。
収穫の時期は怪我や体調に合わせてはくれません。
先輩は
「のんびり、だらだらやる」
と言う言葉で僕に教えてくれましたが
それは決して額面通りの言葉ではなく
もっと深い意味が隠されていると感じます。
70歳を超えても
バリバリ現役
上場会社の現役係長くらいの年収を
らくらく稼ぐ先輩は沢山います。(笑)
先輩たちは例外なく
涼しい顔をして、
一見
「止まっているが如く」
いつ見ても
ゆったりと仕事をしています。
これは本当に僕が発見した共通点です。
何だか
普通過ぎてつまらない話かも知れませんが
僕にとっては大きなヒントであり、
小難しい農業書などを読むよりも
よっぽど勉強になるのです。

前途多難
大変な仕事と向かい合うときほど
(ゆったり、ゆっくり、時間を気にせずにやろう)
と心に唱えながら
その仕事を行います。
時間に追われている時ほど
強く唱えるようにしています。
今のところ、
そうして、一日一日
やれることを区切り、
あえて全体を見ず、
ゆっくり、ゆったり、どっしりと
「目の前の」現象と向き合うことにより
良い結果を出せていると感じます。
急がば回れ
時としてもちろん気持ちは焦ります。
ですが
この言葉を心に念じるのであります。



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土に還る [畑]

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レモンの苗木たち↑ 成長してます~


みずたま農園では
温州ミカン、伊予柑、レモンを中心に
せとか、紅まどんな、甘平、はるみ、清見オレンジなど
たくさんの柑橘を栽培しています。
その総量
大雑把ではありますが、
優に10トンは超える生産量です。
ですので、当然
腐敗果実も相当量出ます。
せっかく収穫しても
ある一定の割合で腐敗果が出るのは不可避でありまして
選別作業や、発送作業の時にスポイルします。
倉庫に一定量が溜まりますと
園地の決まった場所に捨てるのですが、
これが一時期は山のようになります。
酷い臭いも発します。
その臭い、もし街中であったなら
許されるレベルではありません。
そういった面からは
一見、公害のようにも見えます・・・・・。


本日、草刈をしていた時に
その腐敗果の山が
キレイさっぱり消失していることに気が付きました。
「消失」という言葉がピッタリなくらい
山になっていた腐敗果は跡形もありませんでした。
そのすべてが
土に還ったわけです。
う~ん
凄い。
これはまるで、
身体に出来た傷が
知らぬ間に治っていることに似ています。
地球という惑星が
「生きている」証とも思います。
あの腐敗果の山は
ゴミではないわけです。
大地から生まれた果実は
腐る、というプロセスを経て
また大地へ帰って行く。
見事なサイクルです。
無駄が一切ありません。
このあたり、
人間がいくら万物の至高などと息巻いたとしても
やはり、大自然の一部なのだ、
ということを静かに訴えているように感じます。


捨てて良いものと駄目なもの
それはシンプルに
土に還るか否か、
ということに尽きると思いました。

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拓く。 [畑]

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ある一つの事柄
何でも良いのですが、
仕事だったり、趣味だったり。
そこに
それを実行する人がいるなら
そこは十人十色
それこそが
人間が人間で在る由縁である
と思います。

例えば
僕はドラムを叩きます。
短期間ではありましたが
人に教えていたこともありました。
その時に
「スティックはどうやって持ちますか?」
という質問ほど
難しい質問はありませんでした。
スティックを持つ、
という行為は
人体の構造上、
赤ちゃんでも可能です。
実際、長女が生まれたばかりの時に
スティックを持っている写真が撮りたくて
そうしたことがあります(笑)
子供がいらっしゃる方はご存知と思いますが
赤ちゃんの握力は以外なほど強いです。
その
言葉も話せず、歩くことも出来ない
赤ちゃんでも可能な
スティックを持つ、という行為
これがドラミングに適した
合理的な持ち方、となりますと、
その選択肢は星の数となり、
とても答えなど見つかりません。
「僕は(今は)こう持っているけど」
と言うしかありません。
事実、今日も
(どう持とうか)
と思います(笑)
もちろん、スティックを持たなければ
ドラムは叩けません。
なので答えは見つからずとも
その時々、正しいと仮定して
進むしかありません。
ですが、
成長と上達を望む以上、
そういった基本的な事柄は
毎日角度を変えて、
研究する必要があると思うのです。


農家をしています。
基本的な事柄ほど、
自分で検証したことが
その過程こそが重要なのだと
そう思います。
迷いながら、
それでも前進するため
あえて断定することも欠かせません。
ですが
ありふれた「結論」には
疑問を感じます。
そもそも、栽培する上で
何が正しいかは
まだまだ謎の部分が多いと思います。
ある一つの道を進む時、
その経験を積めば積むほど
分からないものが増えていく、
というのが正解だと思うのです。

農家としては
まだ素人ですが、
親になって、もう10年以上経ちます。
正しい子育てとは
一体何でしょうか。
良い子に育つ特効薬など
この世にあるのでしょうか。
こちらもやはり、
分からないことだらけ。
答えは見つかりません。

そんな中、
僕が人知れず大切にしている価値観
それは
手間暇をかける、ということでして、
かなり時代遅れなことになってます(笑)
ですが、
今までの経験上
自然にそうなってしまうのです。









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みかん [畑]

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移住したての頃
県の指導員的立場のSさんから
色々と柑橘について話しをお聞きしていました。
その時
僕の興味は、
今まであまり知らなかった中晩柑
紅マドンナや甘平、せとかなどに向き
それらへの質問ばかりしていました。
その途中不意にSさんが
「やはり、柑橘の基本は温州みかんですから」
と仰いました。
正直、ど素人農業未経験の僕には
Sさんの言葉の意味するところが理解できず、
しばらくは
夢の柑橘と言っても過言ではない、
新品種の事ばかり考えていたように思います。

農業を始めて
まる三年が過ぎました。
改めて
Sさんの言葉が思い返されます。
みかん。
まず樹勢が強い。
これは重要です。
その樹勢の強さは
苗木の内から、早くも分かります。
やはり色々と掛け合わせをしていないだけに
他の中晩柑と比較して
野生に近い部分があるのかも知れません。
次に
知名度が高い。
みずたま農園のように
生産から販売まで一貫するスタイルでの営農にとって
これは非常に大きいのです。
甘平って何?
という方はまだまだ沢山いらっしゃると思います。
ですが、
みかんって何?
という方は日本においてはおそらく皆無に近い。
当たり前のようではありますが
説明が不用という事は
商売上、非常に有利な事柄と感じます。
そして
土地の広さに対しての収穫量が多い。
みずたま農園では
みかんと並んで主力とするべくレモンに力を入れているのですが、
レモンはみかんと違い、
量を出すのに土地の広さが必要なのです。
みかんは驚くほどコンパクトな農地でも
それなりの収量が出せます。
樹がさほど大きくないために収穫もしやすく
女性でももぎやすい。
やればやるほど、みかんの底力を感じてしまいます。

大儲けは出来ないかも知れませんが
とにかく、「カタイ」品種である温州みかん。
専業農家として地に足をつけた生活をするなら
やはり、
みかんで勝負!
とあえて感じる今日この頃でございます。

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そして、未来へ! [畑]

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2年前に植樹した、紅まどんなの苗が↑
http://wakuwakuijyu.blog.so-net.ne.jp/2015-05-12

じゃじゃーん!!↓↓↓

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2年でこんなに成長しました!
昨年は、ゴマダラカミキリの大発生!&
ゴマダラ&エカキムシの食害痕から、かいよう病まで大発生してしまい、
一時はどうなることか心配したのですが、
無事に、無事に、大きく成長しています。

こうして写真で見ると改めて感動です!!

そして、今年も新しく夫婦で古い樹を伐採して、
新しい苗木に植え替えました。

みずたま農園で、これまでに定植した苗木が500本。
この5年で2000本の植樹を目標にしているので、
まだまだ、500本なのですが、
2人で、頑張りましたー!!!
これからも毎年、毎年、夫婦で植樹していきたいと思います。

そして気づけば、苗木と共にめきめきと成長している子供たち!
植樹から、毎年同じ畑の同じ場所で、
家族写真でも撮っておけばよかった!

苗木や子供たちの成長と違って、
写真には写らない私達夫婦の成長ではありますが・・
ここにきて、夫婦二人の力が合わさって、
ぐっと!ぐっと!
未知なる力が湧いてきているのを感じます。

さあ、頑張るぞ!



二人三脚 [畑]

草を刈ります。
ここのところ、雨が降ってくれるのはありがたいのですが、
雑草くんも・・・・・
伸び放題。
背の小さい苗木などはあっという間に
見えなくなるほど
草の成長は早いです。
あぁ・・・
育ててもいないのに(笑)
一生懸命育てている方は、元気が無かったり
虫に葉を食べられたり
色々と大変なのに
草の方は青々と。
なんだかなぁ~。

ここ中島も
まだまだ夏本番ではないですが
やはりかなり暑くなってきました。
暑さよりも湿気の方がきつく
何と申しますか
「疲れる」天気が続いております。
昨日は妻と二人で草刈り。
妻に株周りの草を鎌でぐるりと刈ってもらった後、
残った園地の草を、僕が機械で刈っていきます。
これが、
早い!
体感としては一人でやっている時の3倍くらい
早いです。
機械は万能ではなく、
鎌には鎌の良さがあり、
それを組み合わせることで
飛躍的に能率は上がります。
そう言えば、何かの番組で加工工場の様子を見、
その時に
機械で自動化された工程と
手作業でやった方がコスト、能率的にも良い工程を組み合わせて、
より良い製品を作るやり方に
妙に感心したのを思い出します。
あれに近い感じがしますなぁ~

身体がきつい部分はありますが
夫婦二人で仕事に精を出せるのは
本当にありがたいことでございます。
感謝!


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休憩場所 [畑]

IMG_0413.JPG


僕の休憩場所


それは


トラックの荷台!(爆笑)


気持ちよく休めます。


大概は傾斜がある場所へ駐車するので


高い方を頭にして


ゴロン、と寝転んで


ホッと一息です。


日差しが強すぎるときは


ちょっと車を移動したりして。


農家ならではのリラックスタイム


木漏れ日と


海からの風が



気持ちいい〜



ひと休みしたら



お仕事再開!です〜



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長女と2人で~ [畑]

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我が家の子供たち
頼み事をすると、
大概
気持ち良く返事をしてお手伝いしてくれます。
これ、すごいです。
僕の幼かった頃などは・・・・・・(笑)
ちょっと前の日曜日だったのですが、
次女と長男の姿は見つからず、
長女が一人子供部屋にいました。
「パパのお手伝いちょっといい?」
「うん!」と嬉しそうな返事。
早速、道具を積んで
トラックへ乗り園地へ。
この日は先に植えておいた苗木たちに
防草シートを被せるお仕事。
予め切っておいた防草シートを
長女に各苗木に配ってもらい、
僕がそれを被せ、針金のような形状の防草シート押さえで止めていきました。
シートを配り終わった後は
そのシート押さえを一本の苗木に四つづつ置いていってもらい、
それも終了した後は
各苗木に蝶の幼虫などが葉についていないか、
見回ってもらいました。
ちょっとしたお手伝いなのですが、
一人で全てやるとなると、結構時間もかかり
大変助かりました。
晴れた空の下
娘と二人、のんびりとお仕事。
こんなこと、農家でなければ、
なかなかできません~。

家に帰ったあとは
ちょっとだけお小遣いをあげました。
いつもあげる訳ではありませんが、
やはり
こうやって気持ちよくお手伝いをしていると、
「良いことがある」
ということを自然に学習して欲しい。
という、願いもあるのです。
頑張って、汗を流した後には
良いことが待っている。
そんな風に無意識に感じて欲しい。
親としては
そう思うのです。

この日は仕事が捗り、
それは長女のヘルプの貢献が
少なからずあったと思います。
農家の仕事は危険な一面もあり、
全ての仕事のお手伝いというのは
まだまだなのですが、
苗木植樹のお仕事は
園地スペースもあり、
また色々と園地を整えた後でやる作業なので
子供にも安心して手伝ってもらえます。

娘と二人、
晴れた日に
一緒に仕事ができるしあわせ。

感謝です。





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苗木が届きました! [畑]


今年も、苗木がやってきました!!!
温州、紅まどんな、レモン♪

現在、少しずつ植樹の準備を整えています。
昨年、一昨年と植えた苗木たちも、
虫がついたり、病気になったりしながらも、
すくすくと元気に成長中です。

一昨年などは、植樹時期をすっかり逃し、
梅雨明けになってしまって・・・
近隣の農家さんからも、
「前代未聞!毎日水あげないと絶対に枯れる!」なんて
言われながらも、時々の水やりでなんとか大丈夫でした(笑)

がんばれ、がんばれ!!!

どんどん、植えます。
来年も、再来年も、毎年、毎年。
枯れた畑や、荒れた畑を、
また、緑の元気な畑に蘇らせるのだーーー!

小さな苗木でも果実はつきますが、
3年後か、4年後か、、、
みなさんの元にお届けできる初の収穫期が、
本当に、本当に楽しみです。
みなさま、どうぞ楽しみに待っていて下さい。

そして家族みんなで、
うちの蜜柑は世界一!って言いながら、
むしゃむしゃ食べるんだ☆

元気に大きくなれよーーー。


愛媛果試第28号 [畑]

「愛媛果試第28号」
ん?
という感じだと思います。
実はこれ全農えひめが「紅まどんな」として商標登録した
柑橘の名前でありまして
愛媛県でしかその栽培を許されない(2016年現在)
正真正銘、愛媛県の特産品なのでございます。
こちら愛媛へ移住前は
恥ずかしながら柑橘への知識はゼロと言っても過言ではなく、
みかん、レモン、あまなつ
くらいしかその種類を知らず、
みかん以外の柑橘は
とにかく
「スッパイ」
「皮が手で剥けない」
「外皮を剥いた後、更に内袋を剥かねばならない」
「手が汚れる」
などあまり良いイメージが無く、
フルーツと言えば、
さくらんぼ、メロン、りんご、梨、桃
などが僕の好みでありまして
正直、柑橘はあまりその眼中にありませんでした。
「あれば、食べる」
くらいで、わざわざ自分の買い物籠へ
柑橘を入れることはほぼ、無かったと記憶しています。

この愛媛果試第28号ですが、
そんな「負」の柑橘のイメージを全て払拭する
夢のような柑橘です。
初めて食べた時のインパクトは凄まじく、
柑橘なのに

甘い!

ゼリーみたい!

皮が手で剥ける!

内袋が極薄!


びっくりしました。
お菓子かと思いました。
やはり、
上記しました柑橘の欠点を感じていたのは僕だけではなく、
それらを何とかして改良しようと作られた柑橘であると感じます。
まだまだ知名度も低く、また高価なため、
出回ることは少ない品種ではありますが(ミカンなどと比較して)
もし、そのお味を確かめる機会がございましたら、
是非!試食してみることをお勧めいたします。
世の中にはまだまだ、
知らないことが沢山あるのです~!

DSC_2210.JPG


この愛媛果試第28号ですが、
外皮が薄く、若干剥きにくいために
スマイルカットなどで食べることを推奨されたりしていますが、
僕のお勧めは多少面倒でも、
写真のように外皮を剥いた食べ方。
この方がより、ゼリー感が感じられ
「夢の柑橘」感が増幅します(笑)
みずたま農園の愛媛果試第28号も
昨日ご紹介しましたとおり、
スクスクと成長しております。
もう一年、成長を優先させるために実を生らすことはしませんが、
再来年から、少量ではありますが
出荷を開始していこうと計画しております。
まだまだ先の話ではございますが、
皆様どうぞ!ご期待くださいませ~




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